長期間ツーリングをするならキャンプ用品を携帯
ツーリング好きのライダーにとっては、アウトドアを満喫しながらツーリングができるソロキャンプもまた楽しい方法です。
夏場になると北海道一周ツアーとして大きなキャンプ用品を積んだバイクとともにフェリーで移動してくるライダーをたくさん見かけます。
大勢で行うキャンプと異なり、バイクでのソロキャンプではあまり大掛かりな荷物を持ち込むということができません。
バイクそのものの積載量もあるので、できるだけ小さく収納できて便利に使える用品を揃えるということが大切になってきます。
ソロキャンプをしながらツーリングをするときには、まず一番に大事になるのが積載のためのボックス設置です。
大型バイクでは車体後輪部分の左右とタンデムシート部分に大きめのキャリーバッグを設置することができます。
ツーリング用のバッグにはソフトタイプとハードタイプがあり、用途によって使い分けをすることができます。
ソフトバッグは使用しない時には折りたたみ可能で重量もないのがメリットですが、反面で強度がなく型くずれしやすいというところが問題です。
頻繁にツーリングに行くならハードタイプがおすすめですが、価格がかなり高いことと重量があるので排気量の大きいバイクでないと苦しいというところがネックになってきます。
アウトドア用品店で揃える
ツーリングでのソロキャンプ製品は、バイク専門店よりもむしろアウトドアショップの方が便利なものが見つけられます。
おすすめのお店としてはmont-bellやNORTH FACEといったところで、小型に収納することができて機能にもすぐれたキャンプセット一式をそのまま購入できたりします。
特に一番おすすめしたいのがmont-bellの人気商品「ムーンライトテント」です。
この「ムーンライトテント」とは月明かりの中でも設営ができるということで付けられた名前で、さまざまなサイズがありますが小型のものはかなり小さく収納ができるのでソロキャンプの必需品と言ってもいいくらいです。
しかし一応はテントなのでジャンプ傘のように一瞬で設置ができるわけではありません。
慣れるまでにちょっと練習も必要になりますので、出かけてからではなくその前に練習をして素早く設営できるようになっておきましょう。
またテント内ではビニールシートが敷かれていますが、その上に直接寝るのは体が冷えて危険なので必ずマットレスと寝袋を一緒に持っていくようにします。
こちらもテントのサイズに合わせて同じブランドで購入することができます。
あると便利なもの
その他にソロキャンプであると便利なものとして、携帯燃料を使ったコンロ、テント内と周辺を明るく照らせるランタン、折りたたみ椅子、携帯用食器類などがあります。
これらは現地で食品を調達したり、明かりが十分にあるキャンプ場を利用することができたりすればそれほど必要ではないのですが、本当に周辺になんの設備もないような完全アウトドアでキャンプをするときにはあるとないでかなり快適さが違ってきます。
北海道などキャンプ地として有名なところならところどころにライダーズハウスも設置されていますが、あまり人気のない山中や川沿いをツーリングするなら、完全に自力で生活ができる用品を揃えておいた方がよいでしょう。
またテントやマット類は使用しない期間が長くなると内部にカビなどを生じやすくなります。
出かけない時期が続いたときでもきちんとメンテナンスをし、時々は日干しをするなど丁寧に扱うようにしてください。