バイクのブレーキパッドを交換しよう

パッド交換に必要なもの

最近のバイクのブレーキは、多くがディスクブレーキであり、タイヤに装備してあるディスクを、パッドが挟む形になっています。
ブレーキレバーを握ってブレーキをかけると、このパッドがディスクを挟み、そのパッドが摩擦を与えることによりタイヤを止めてブレーキをかける仕組みとなっています。
摩擦させるために、ブレーキパッドは次第に消耗していきます。
このために、バイクを長く使っているならば、いずれブレーキパッドの交換は必要です。

・ドライバー
・レンチ
・ブレーキパッド

交換には、この3つがあれば行なうことができ、掃除などは特にする必要はありません。
交換の時期は1万キロ前後と言われていますが、パッドの溝が完全に無くなっているなら、交換時期なので早めに行なうべきです。

交換方法

1、ブレーキパッドのカバーがあるので、ネジを緩めて取り外します。
このネジは固く固定されており、専用の工具を持っていないならば、行なわない方が良く、ここだけはバイクショップで外してもらった方が良いです。
無理に外そうとすると、ネジ山を潰し、カバーが取れなくなります。

2、ブレーキキャリバーを取り、まずはキャリバーを固定しているネジを外します。
このネジは大きめのレンチを使って外した方が良いです。
ネジが外れれば、キャリバーが簡単に手で取り外せます。

3、キャリバーの中にある、ブレーキパッドを確認し、どれぐらい摩耗しているかチェックします。
定期的なパッドチェックならここまでであり、交換するなら次の手順に移ります。

4、ブレーキパッドを固定しているピンネジを外し、ブレーキパッドを取り外します。
取り付いている古いブレーキパッドのあった場所に、新しいブレーキパッドを取り付けます。
ただしシリンダーが付いているので、指で押して少し動かしてから、新しいブレーキパッドを入れて取り付けます。
シリンダーのある側から取り付け、最後に反対側にも取り付けます。
取り外したピンネジを取り付けます。

5、パッドの隙間を確認し、隙間がふさがっているようであれば、ドライバーなどで左右に広げて隙間を作ります。

6、取り外した手順とは逆に、ブレーキキャリバー、そしてブレーキカバーを取り付けます。
それぞれのネジには、固まらないようにグリースを付けておくと、ネジを取り外すときに楽です。

これで、ブレーキパッドの交換は終了です。
パッドは純正品を買うか、汎用品の互換性のあるパッドを購入し、使用しましょう。
バイクでもブレーキパッドの形は違うので、互換性がないと取り付けられません。
そして新しいブレーキパッドを取り付けたら、最初に軽く試運転し、ブレーキが問題なく作動するかどうか確かめておきましょう。
ブレーキは命に関わるので、自信がないならバイク屋で交換してもらうべきです。

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