バイクのエンジンオイルをメンテナンスしよう

オイルチェック

バイクは、どのような車種に乗っていたとしても、エンジンオイルが使われており、オイルがエンジン周辺を巡っています。
いわば人間の血液のようなものであり、エンジンオイルはエンジンの温度を下げる、エンジンのパーツを滑らかに動かす、エンジンなどから発生する汚れを取り除く、という役割を持っています。

エンジンオイルは、時間が経つと次第に劣化していき汚れ、そして粘りが出て硬くなっていきます。
そのために、そのような劣化した状態でオイルを使っていると、エンジンには良くありません。
もしもエンジンオイル交換をせずにそのままバイクを走らせていると、エンジンなどにオイルがこびりつく、また最悪の場合はエンジンが動かなくなります。

まずはエンジンオイルをチェックし、交換時期でないかどうか確認します。
バイクには、オイルレベルゲージがあり、多くの機種でエンジン付近に刺さっているので、このゲージのキャップを緩めて、ゲージを抜き取り、付着しているオイルの状態を確認します。
通常新しいオイルはサラダオイルのように薄い黄色や黄金色をしています。
これが次第に劣化し、だんだんと黒ずんできます。
紙やウエスにゲージに付いたオイルを付着させ、色をチェックしましょう。
色が真っ黒または茶色になっていれば、オイル交換時期です。
ゲージではオイルタンクのオイルの料もチェックでき、ゲージのライン内であれば問題なく、極端にラインを下回っているような場合は、オイル不足なので補充します。

オイル交換

エンジンオイルの交換時期となれば、オイル交換を行ない、これは自分でも行えます。
ちなみに2ストのエンジンのバイクは、エンジン内にオイルを噴射し、ガソリンと一緒にして燃焼させるので、エンジンオイルは循環式でなく消耗になるので、タンクのオイルが少なくなれば、その都度補充します。
4ストのエンジンであれば、オイルは循環式なので、古くなったオイルを新しいのと交換します。

オイル交換は、バイクの下部にあるオイルタンクのドレインボルトを外し、まずはオイルを抜き取ります。
そのときには、バケツなどを下に置いて、オイルをそこに流します。
古いオイルを取り除いたら、ドレインボルトを締めて、エンジンオイルの注入口から新しいオイルを入れます。

これでオイル交換は終了であり、難しいことは何もありません。
古いオイルは雑巾などに吸い込ませれば、多くの自治体では燃えるゴミとして捨てることができ、またはガソリンスタンドで廃油引き取りをしており、処理もそれほど大変ではありません。
新しいオイルを入れたら、ゲージをチェックし、必要な量が入っているか確かめておきましょう。
自分でオイル交換ができないようであれば、ガソリンスタンドやバイク屋でも交換は行なっています。

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