・人気高騰中の小型二輪
小型二輪は原付バイクとさほど変わらないので、魅力がわからないという人も多かったようですが、原付よりもパワフルなのに低コストで維持できること、またビッグスクーターの流行などから最近愛用者が増えているようです。
今回は、数ある小型二輪の中でも実用性の高いビッグスクーターの中から、発売後1ヶ月も絶たないうちになんと7400台もの販売数を記録し、今では入荷待ちも出ているほどの人気機種である、ホンダの「PCX」についてご紹介したいと思います。
PCXの魅力は、まずそのシンプルながらもスタイリッシュな外観です。
ホンダらしいデザインを取りれたフロントは、多くのバイクファンが「かっこいい!」と思うはず。
スクーターのデザインは、ビッグスクーターを含めどちらかというとぽってりしたものが多いイメージですが、PCXはリアもスマートで、MT派の人から見てもなかなかのデザインだと思います。
ビッグスクーターに乗る上でデザインと並んで重要なのは、やはり収納力。
ビッグスクーターは実用性を重視するユーザーが多いので、やはり収納力をチェックする人は少なくありません。
PCXのメットインはXLサイズのフルフェイスヘルメットも十分収納できるので、大柄な人も安心です。
最近のスクーターはアイドリングストップ機能が搭載されているものが多いですが、もちろんPCXにも搭載されています。
アイドリングストップ機能がついていることで、ロングライドの疲れを軽減することができるほか、なんといっても燃費が低くなるのがポイントです。
もちろん環境にもよいので、この点は今後長くビッグスクーターに乗り続けたい人にとって欠かせない装備だといえるでしょう。
・PCXの走り心地はどう?
実際に走ってみると、その静かさに驚く人は少なくありません。
振動も少なく車体重量も130kgと軽いので、1人乗りなら加速も十分、通勤などの実用で利用するならかなり快適に走ることができると思います。
ただ坂道でアクセルを入れたとき、馬力が少し足りない印象を受けますが、AT車なので運転において苦労することはなさそうです。
舗装された道路を走る分には振動も気にならず、スムーズに運転することができるのですが、道の状態が悪い道路になると、細かな振動を感じることがあります。
サスが固いことが原因ではないかと思われますが、サスが柔らかすぎてもまた別の揺れを起こしますので、この点は好みが別れるところでしょう。
車体が軽く外観もコンパクトなので、小回りは十分。
町中を走る際に駐車場で押しながら移動したり、方向転換するのはとても楽だと思います。
小型二輪なので維持費も安いため、思い切り実用重視の人にはぴったりのバイクです。