カワサキZX-14Rの特徴と魅力

KAWASAKI最強と言われるZX-14Rの特徴と強み

KAWASAKIといえば大型エンジンを搭載した本格スポーツバイクで有名なメーカーですが、中でもその特徴を最大限に表に出したモデルとしてZX-14Rがあります。

ZX-14Rはカワサキの伝統的モデル「Z」シリーズの系譜から生まれたもので、時代の流れに沿った最強モデルとして登場しています。
ZX-14Rは欧州モデルではZZR1400、日本国内では「Ninja ZX-14R」という名称がついておりますが基本的な仕様は同じです。

2018年7月31日に欧州でカワサキの2019年新モデルについての発表がありましたが、このときにZX-14Rシリーズのモデルチェンジもラインナップとなっていました。
どちらかと言えば欧州地域がメイン市場となっていることから、日本においては逆輸入品として販売をされています。

ZX-14RにはハイパフォーマンススポーツとSTDという2つのグレードが展開しています。
世界最速とも言われているのはこのハイパフォーマンススポーツタイプの方で、こちらは2018年夏の発表でカラーリングを含めた新しい仕様が決定しました。

人気の高いZX-14Rですがこの日本と欧州での市場の往復が販売にも影響しています。
というのも2020年から排ガス規制がそれまでの「ユーロ4」から「ユーロ5」に切り替わることが決定していることから、現行モデルは2020年以降は販売することができなくなります。

日本においては欧州でのモデルが逆輸入車として販売されていることから、欧州でZX-14Rの販売がなくなった場合日本でも販売がされなくなってしまうのではないかということが伝えられています。

2019年モデルでの注目点

ZX-14Rは国内での販売価格はメーカー希望小売価格で1,684,800円(税込)とかなりの価格です。
更にハイグレードモデルのZX-14Rということになると1,868,400円(税込)となることから購入をする人はかなり限定されることになります。

よく比較されているのがSUZUKIの同じクラスのSSである隼(ハヤブサ)ですが、ZX-14Rの方がパワー面で勝っている反面で発進時の加速ではやや劣るという評価を得ています。

最もこれは初代のZX-14Rがとにかくハイパワーであることを前面に出しすぎたことから「ZX-14Rは公道では乗りにくい」という評価を受けたことが関係しており、現在のモデルでは低・中速から高速へのシフトチェンジが滑らかになるように変更されています。

とはいえモンスター級と言ってもよいパワーは乗った瞬間に感じられることには変わりなく、最高出力をした時の空を切り裂くかのようなスピード感は公道ではなくサーキットで走行させてみたくなる仕上がりです。

排気量が大きく、耐久性も十分にあることから長距離でのツーリングにも向いており日本を代表するツアラーバイクと言ってもよいでしょう。
カスタマイズをするユーザーが多いのも特徴で、カワサキの専門店ではZX-14R用のパーツが多く取り扱われています。

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