Q.立ちゴケしてしまいました

乗っているバイクごとコケてしまったら周りの安全確認が欠かせない

バイクに乗っているとベテランであれ、初心者であれ、バランスを崩してコケてしまうという事はありがちなことでその時にしっかりと対応することが求められます。
まずバランスを崩してこけてしまったら、バイクが誤作動で動いてしまわない様にキルスイッチでエンジンを強制的に停止することが大事です。

そして、今度は周りを確認して後ろから走っている車やバイクはないかなど安全を確認することが大事です。
もし後方から車やバイクが来ているのであれば、相手側に自分の存在をアピールしましょう。
周りの安全が確認できましたら、バイクを安全な位置まで慌てず慎重に移動する必要があります。

バイクは慎重に冷静に起こすことが大事

コケてしまった場合、バイクを起こす作業が必要になるのですが、ここで慎重に行わないと二次災害を引き超す可能性があるので注意しましょう。
バイクを起こす際はギアをニュートラルから1速か3速に入れてタイヤを動かなくして固定した状態で起こせるようにすることが大事です。
もしバイクのギアが操作できない位置にある場合は、前輪ブレーキレバーを紐で結んで固定することでタイヤが動かないようにすることが大事です。

そしてタイヤを動かないように固定したら、両膝を車体の下に入れて、上半身はタンクかシートに密着させて、左手でハンドルを持ち、右手でシートフレームを支えて、体全体の力を使って起こしましょう。
バイク自体総重量100kgを超えるので、以下にバランスよく、そして安定させてバイクを起こすかが重要になってきます。
ただし、走行直後の場合はマフラーやエンジン部分が厚くなっている可能性があるので、そちらには触れない様にバイクを起こしましょう。

転倒後のバイクのエンジン起動確認

バイクを起こした後は通常通りエンジンが始動するかという事になるのですが、転倒した場合はエンジンオイルやガソリンが違い所に流れてしまう可能性があり、一時的にエンジン始動性が悪くなるという現象が起こります。
こちらの状態でセルを長時間回し続けるとエンジンとバッテリーに負担をかけるため、エンジンが始動品からと何度もセルを回す行為は危険です。
そのため一旦5秒間セルを回してエンジンが始動しない場合は、2から3分まってから再度セルを回してエンジン始動を試みましょう。

ただし最初の段階でバイクが誤作動しない様にキルスイッチを入れてしまっている時は、キルスイッチが入っていないか確認しましょう。
そしてバイク自体にバイクアングルセンサーという転倒時に自動的にエンジンを停止させる機能が組み込まれている場合もあるので、そちらも機能が発動していないか確認することが大事です。
もし何回始動を試みても動かない場合は、JAF等を活用してバイクを修理店に運べるように手配しましょう。

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