Q.加速しているのに一瞬失速します

バイクの息つきとは

これまでは、普通に加速することが出来ていたのにも関わらず、加速中に急な失速が出てしまうことがあります。
この現象をバイクの息つきと呼んでいます。

バイクの息つきを経験するとエンジンに何かトラブルが起きてしまったのではないかと思ってしまいます。
本当に壊れてしまった時には、エンジンは止ってしまいますが、息つきの場合には、直ぐに元の状態に戻ります。

バイクの息つきは、ガソリン不足と失火によって起きるものです。
バイクの息つきは、パーツの劣化によって起きて来ますので、専門店にいって、メンテナンスをすれば、起こらなくなります。

また、部品の汚れからくるものでもありますので、バイクを普段から掃除をして、汚れが付きにくい状態にしておくようにするといいでしょう。
簡単なパーツ交換で息つきが改善することもありますが、そうでない場合には、プロの方に見てもらって、対処することが必要になります。

失火がしばしば起きてしまう時には、空燃比調整が必要になります。
空燃比調整は自力で素人が行うことはできませんので、やはりプロの方に修理を依頼しなくてはなりません。

いろいろと対処してみたけれども、息つきを改善させることはできないという場合には、交換修理を諦めることも必要です。
バイク自体の寿命という可能性も考えられますので、新しいバイクへの買い替えを検討すべきです。

バイクの寿命は乗り方によって大きく変わってきます。
普段から、バイクに負担をかけない乗り方を心がけておけば、息つきのトラブルに会いにくくなるはずです。

バイクにホコリや汚れが付いてしまったら、きちんと処理をすることが肝要です。
海沿いの道を走行したら、錆対策も忘れずに行っておくべきです。

バイクの息つきはエンジン部分の劣化から起きてきます。
普段から、エンジンに負担をかけない様にすることがオススメです。
暖機運転が必要なバイクは欠かさず暖機運転をする様にするといいでしょう。

燃費運転を心がけてみることもエンジンに負担をかけにくくなります。
無理な加速や急ブレーキは出来るだけ行わない様にすることが必要です。
スピードの出し過ぎにも注意が求められます。

息つきは一時的にバイクの失速が起きますがすぐに元の状態に回復します。
回復するのだから、それほど心配をしなくてもいいということではありません。
エンジン部分に劣化が起きているのですから、その点は留意が必要になります。

エンジントラブルは大きな事故の原因になりますので、安全運転の観点から息つきをそのままにしておくことは避けることが肝要です。