絶景！琵琶湖ツーリング

日本一大きい湖として知られる滋賀県の琵琶湖は、ドライブ・ツーリング・サイクリングの名所としてよく知られています。

琵琶湖は一周すると約200kmとなっており、自転車で周回しようとするとかなりの力が必要になります。

オートバイでもそれは同じことで200kmというとかなりの距離になり、本腰を入れて取り組みたいところとなります。

ただし途中の高低差はそれほど多くなく、箱根や草津のように険しい山道が延々と続くというようなこともないので、比較的穏やかに移動をしていくことができます。

順調に回ることができればノンストップで4時間くらいで一周となります。

ちなみに自転車を使って回る場合の平均的な所要時間は11時間くらいなので、もしオートバイ以外にロードバイクを趣味にしているならそちらでも挑戦をしてみるのはどうでしょうか。

琵琶湖周辺は観光スポットとしても広く知られているところでもあるので、途中に立ち寄ることができる施設や飲食店も数多く存在しており、急ぐ旅ということでないならそうしたところでゆっくり時間を潰しながら回ってみるというのもおすすめとなります。

ただし琵琶湖は必ず一周をしなければいけないわけではなく、途中にある「琵琶湖大橋」を利用することで移動距離を約150km程度にまで短縮をすることもできます。

琵琶湖大橋は湖の南側にある国道477号線から延長する形でかけられている橋で、滋賀県内の湖東と湖西のアクセスを向上させることができる幹線道路として機能をしています。

完成したのは昭和39年9月と古いのですが、その後昭和55年に自転車歩行者道を新たにつけるとともに、より多い交通量を通すことができるように平成6年から大幅に道路を拡張しています。

道路は上り2車線と下り2車線の合わせて4車線となっていて、途中に大きく盛り上がるような起伏をつけた形状となっています。

なお有料道路となっていることから、必ず料金所から侵入をしないといけません。

バイクの通行にかかる料金は150円と高くはないので琵琶湖大橋を利用することをおすすめします。

琵琶湖大橋は横から見た時にも曲線を持った造形美をしているので、ツーリングをするときにはぜひ遠景も楽しんでみてください。

琵琶湖一周のための最短ルートからは少し外れますが、琵琶湖の湖南にある「比叡山ドライブウェイ」も滋賀県に行ったら一度は通ってもらいたいおすすめのツーリングスポットです。

場所は琵琶湖大橋から湖東に渡ってから少し南下したところで、道路標識にもすぐに「比叡山」という文字が出ているのでナビがなくても迷わずに入ることができます。

比叡山ドライブウェイは文字通り有名な天台宗総本山延暦寺がある比叡山を通過することができるルートとして作られているもので、なだらかな琵琶湖周辺の道路と異なり山中を曲がりくねった道が続いています。

特におすすめなのが夜間のツーリングで、山中の道路からは眼下に湖南近江の地域を一望することができるようになっています。

このときの景色が街の夜景を湖に映し込むという非常に幻想的で珍しいものとなっており、関西圏のカップルのためのデートスポットとしても有名なところです。

もちろん昼間の景色も大変美しく、また比叡山延暦寺ではユネスコ世界文化遺産に登録されている境内にお参りをすることができます。