Q.すり抜けは危険と聞きましたがどう危険なのでしょうか?

すり抜け行為の危険性を理解しよう

バイクだとどうしても車が停止している時に空いている隙間をすり抜けてしまおうと考えている方が多いのですが、思わず危険があることを把握しておく必要があります。
すり抜け行為自体ですが、道路交通法の追い越し違反、割り込み等違反、安全運転義務違反に抵触しなければ違反行為とはなりません。
そのため、自己の危険性を回避するためと名目を挙げることで、すり抜けをすることが出来るのです。

しかし、道路交通法に違反しないすり抜け行為だとしても予測していなかった事態が起こることもあり得るのです。
そのことを把握して、安全なすり抜け行為をする必要があります。

すり抜け時に起こる危険性

止まっている車の間をすり抜けて行う行為ですが、急に車の窓が開いて乗っている方の手が伸びてくることがあったり、車が急に幅寄せをしてくることもあります。
そして、する抜けるための幅の広さの読みが甘く、相手型の車のサイドミラーに当たったり、サイドミラーにぶつかることで自分自身が転倒したりという事態が起こりえるのです。
相手方の車にぶつからない様に配慮しても、相手方の車から接触してくる可能性がありますし、相手方の車との接触する距離感を甘く考えて自分からぶつかったりと危険性は常に潜んでいます。
理想としては車が止まれば自分も止まるという流れが良いのですが、もしどうしてもすり抜け行為をするという事であれば紹介した危険性があるという事を念頭の置く必要があります。

どうしてもすり抜けをする場合の注意点

GWや長期休みの時は車だと長い行列を作ってしまうため、どうしてもすり抜けをして先に行きたいと思ってしまう方が多いと思います。
どうしてもすり抜け行為をされる場合は、すり抜けの危険性を考慮して、もし何かあっても被害を大きくしない様にすぐに止まれるスピードで進むなど対策を立てましょう。
特に雨天時等の悪天候時は、さらにスピードを落とす必要があり、注意を払う必要があります。

すり抜け行為は冷静な判断で避けるようにしよう

渋滞など悪天候で自分自身の精神や体力に限界を感じている場合は、一旦サービスエリアやパーキングエリアで休憩をとるなど別の方法で乗り切りましょう。
すり抜けて先に行くことで解決する場合もありますが、危険を考慮すると安全な方法ですり抜けしないで対応できる方法をとることが理想的です。

そしてすり抜け行為をするのではなく、どこかに立ち寄るなど楽しみを作ることで危険な行為をすることなくすり抜けしたくなる気持ちを抑えることが出来ます。
このようにすり抜け行為をする前に冷静な判断をして、行為自体行わなくてもよいという状況を作っていきましょう。

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