都内ツーリングでは2つの顔を楽しむ
全国都道府県の中でももっともバイクの登録台数が多いのはやはり圧倒的に人口の多い東京都です。
東京都は狭いので、バイクを持っている人こそ多くても走る道路はそれほど多くないのではないかという気がします。
しかし人口の多い東京都は道路整備のインフラもしっかし整っており、各方面に直通できる幹線道路が敷かれているのでご近所ツーリングの場所には事欠きません。
都内ツーリングの行き先は大きく分けて2つあります。
一つ目が都内ならではの高層ビル群を望みながら走るルート、もう一つは内陸部に残る自然風景の中を走るルートです。
おすすめの場所はそれぞれのルートにいくつかあって、テーマを決めて走るというのも楽しい都内ツーリングの方法となっています。
例えば一つ目のビルルートなら、首都高環状線などを利用して走行したり、東京スカイツリーやレインボーブリッジといったところがおすすめです。
二つ目の自然ルートでは、奥多摩方面や高尾山方面、秋川渓谷といったところが人気が高い場所として知られています。
逆にバイクで走行しづらい場所としては海沿いの道路と内陸のちょうど中間地点のあたりがあります。
いわゆる西東京と言われる周辺ですが、住宅地として人気が高い中央線沿線などは走っても見どころのあまりない住宅地とビジネス街が密集しています。
海沿い道路から見える風景
バイクで通行する都内ルートで一度試してもらいたいのが東京湾沿いに走る方法です。
海沿い南部には埋立地で作られた羽田空港がありますが、空港近くにある「城南島海浜公園」ではバイクの駐車もしやすく、遠方を行き来する飛行機の姿を眺めることができる場所です。
公園としては他の観光用の大きな公園に比べるとちょっと広さや設備に不安がありますが、その分穴場として混み合わない程度の人の中でのんびり過ごすことができます。
都内ライダーにとっては休日の気晴らしのための散策場所としても有名で、特に何をするという目的があるでもない休日の昼下がりにのんびり空を見上げるというのもおすすめです。
また羽田空港近くからはお台場～有明方面に向かうレインボーブリッジが見えます。
海上の橋なのでちょっと風が強く感じられることも多いのですが、それだけに景色はよく直接渡るだけでなく遠景を見ながらツーリングをするという楽しみがあります。
季節を感じながらツーリング
もう一つの内陸に向かうルートでは、同じ東京とは思えないほど豊かな自然風景が堪能できます。
バイク初心者にとっても行きやすい場所として「青梅梅郷」があります。
都内からは幹線道路である青梅街道が通っているので都内各所からもアクセスがしやすく、到着をしてすぐに季節ごとの木々と花々を見ることができます。
残念ながら梅の木の病気のために現在かつて数多くあった梅の木のほとんどが伐採されていて丸坊主になっているのですが、それでも緩やかな丘陵地帯はツーリング向けの観光場所となります。
もう一つおすすめの都内の自然スポットに秋川渓谷があります。
秋川渓谷はキャンプ場などもあるのでBBQやアウトドアのために訪れたことがある人も多いことと思うのですが、バイクででかけた時に見られる景色も絶品です。
東京から最も近く自然を感じられるスポットなのでぶらりと出かけたい日におすすめです。
