バイクのタンク交換の方法やメンテナンス

バイクタンクの交換方法と必要性

バイクのデザインに大きく関係するのがタンク部分です。
バイクは自動車と比較して外装部分の面積が小さいですが、そのメインとなるのはガソリンを入れるフューエルタンクです。

一見バイクと一体になっているので取り外しが不可能な部分のように思えますが、実際には交換が可能でありカスタムバイクとしてもよく使用されています。

交換の手順としてはまず先にシートを取り外す必要があります。
バイクシートを外すことで内部のバッテリーなど電装機器類がむき出しになりますが、同時にタンクを固定しているボルトを見つけることができます。

詳細はそれぞれのバイクの取説を参考にしてもらいたいですが、タンクを外す前にはまずガソリンコックをOFFにします。
これはタンクからエンジンにガソリンを運ぶ役割をするため、これがONのままになっているとタンクを外した時にガソリンが漏れてしまい非常に危険です。

ガソリンは揮発性とともに燃焼性が高い性質があることから、大量に漏れてしまうと爆発の危険があるため作業をする時には十分に注意をするとともに換気がきちんとされる広い空間で行うようにしましょう。

コックをOFFにしたことが確認できたら次は燃料ホースを取り外します。
この時も同様にガソリンがもれないように注意しながらホースバンドを使って引き抜いてください。
古いバイクの場合はホースの状態が劣化していることがあるので、引き抜きにくいときにはシリコンスプレーなどを使って丁寧に作業していきます。

ホースが外れたらあとはフレームに固定されているボルトを緩めれば簡単にタンク部分を外すことができます。
あとは同じようにタンクをフレームの上に乗せてボルトで固定し、同じように燃料ホースを接続すれば完了です。

ガソリンタンクの交換は通常であれば必要がないのですが、古いバイクで内部にサビが生じてしまっている時や、外観を大きく変更したい場合などにおすすめになります。

ショップに依頼したときの費用相場とタンクの選び方

タンクの交換をお店に依頼をした場合には、交換するタンクの実費にプラスして工賃が1000円程度かかります。
作業自体はガソリン漏れに注意すればそれほど難しいものではないので、どちらかと言えば気軽に依頼できるカスタムではないかと思います。

バイク用のタンクには数多くの種類があり、形状や容量により価格の幅もさまざまです。
平均的なタンクであれば1万円未満で購入できるものがほとんどなのですが、輸入品や特殊なデザインをしているものになると数万円程度がかかります。

タンクを交換するだけでなく、カラーリングなどをカスタマイズすることもできるのでデザインにこだわりたい人におすすめです。

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