バイクのグリップを交換しよう

バイクグリップの交換方法と全体の流れ

バイクを運転するときにずっと握ることになるグリップは、走行性能に重要な意味を持ちます。
グリップ部分はほとんどのバイクでゴム製となっているので、長く使用しているとどうしても表面が摩耗してツルツルの状態になってしまいます。

グリップが摩耗してくるとどうしてもハンドル操作が遅れがちになってしまいますので、早目に交換をするのがおすすめです。
グリップ部分は交換することにより外観も変化していくので、ファッション目的で交換をするというのもよいのではないでしょうか。

まずグリップの交換時期としては、運転をするときにグリップがハンドルに密着せずにぐらついたり表面で回転するようになってしまった時があります。
その場合、表面の溝が特にすり減っていなければ接着剤を塗布することでふたたびグリップ性能を復活することができますので、交換まで至らないということならば接着剤を専用ショップで買い求めてください。

グリップの交換をする時に必要となるのが、交換用のグリップおよびグリップ用のボンドです。
グリップ用のボンドはコニシやDAYTONAなど専用のものを使用してください。

もう一つ必要になるのが脱脂洗浄剤です。
こちらはパーツクリーナーとして使用されるもので、取り外したあとのハンドルを一旦きれいにするために使用します。

交換をするときに十分注意しておきたいのが、交換用グリップには「貫通型」と「非貫通型」の二種類があるということです。
またバイクのハンドルの太さもいくつかの規格があるので、サイズが異なるものを選ぶとハンドルにはまらないのでそのあたりも注意しておきたいところです。

交換の手順としてはまずカッターナイフなどで表面に切り込みを入れて取り除きます。
ハンドル部分には「スロットルコーン」という樹脂性のカバーがついているので、カッターを入れる時は奥に入りすぎないように注意してください。

取り外した後のグリップ部分は脱脂洗浄剤を使って一通りきれいにしたあと、新しいグリップを差し込みます。
グリップはアクセル側とブレーキ側でゴムの厚みが異なるので間違えないようにしてください。

取り付ける時にはまずボンドをグリップ部分にまっすぐ伸ばしてそこへハンドルを差し込んでいきます。
この時グリップ内側に脱脂洗浄剤をつけておくとするりときれいに入っていってくれます。

グリップの交換をショップに依頼したときの費用相場

グリップの交換にかかる費用としては、交換するグリップの実費に加えて工賃が2000~3000円程度かかります。

交換用グリップは純正品で選ぶのがよいですが、市販されているグリップはほとんどのものが1000円前後で購入をすることができます。

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