バイクのメーターケーブルの交換方法

バイクのメーターケーブルの役割

すべてのバイクには走行中の速度を計測するためのスピードメーターが設置されています。
このスピードメーターが表示する速度を計測するのがスピードメーターケーブルです。
スピードメーターケーブルはタイヤを動かすスプロケットに設置されており、センサーが反応することにより現在の速度を計測することができるようになっています。

簡単に言えば、センサーを設置したタイヤが1回転するまでの時間を検知することにより速度がどのくらいかを計測することができるようになっているということです。

なおバイクに設置されているスピードメーターは自動車のものと仕様が異なっています。
速度計測の正確性ということで比較をすると自動車の方がバイク方が優れています。
自動車の場合、表示される速度は実際の速度に対して10%程度早目に出るという特徴があります。
一方バイクの場合はほぼ実際の速度に近い数値が表示されます。

これはスピードメーターの仕様の違いによるものですが、現在販売されているバイクは年式によりどういったタイプのスピードメーターか若干しくみが異なります。

バイク用のメーターケーブル(メーターワイヤー)はフロントホイールの左側にボックスが設置されておりそちらとメーターまでが接続されています。
ブレーキやチェーンなどと比べて故障をする頻度は少ない部品ではあるのですが、意外に突然動かなくなるというケースはあるようです。

いずれにしてもバイクの速度を計測するためにはセンサー部分に設置されているスピードメーターケーブルが必要になりますので、事故などにより正しい速度が表示されなくなった場合には速やかに交換をするようにしましょう。

メーターケーブルの交換手順と費用

メーターケーブルの交換は難易度としてはそれほど難しいものではありません。
というのもメーターケーブルには規格というものがなく、スクーターから大型バイクまですべてのバイクで同じ部品を使用することができるからです。

ですので設置をしてみたら規格が異なっていて動かなかったというような失敗もありません。
中古のバイクから部品取りをすることもできますので、安く交換をしたい場合は廃車になった車両からとってくるということも可能です。

交換をする時にはまずメーターの裏側に入っている固定ノブの部分を回して外していきます。
探し方としては裏側からホイール部分に伸びているケーブルをたどっていくのが便利です。

フロントホイール側のケーブルを外すためにはドライバーが必要になります。
ただしこの時のネジが奥側に入っていることがあるので普通の工具では届きにくいこともあるようです。
その場合は丁寧に上になっている部品を取り外してから奥にあるケーブルを取り出します。

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