スズキGSX1100S KATANAの魅力にせまる!

バイク業界の革命児GSX1100S KATANAの特徴と魅力

SUZUKIのバイクは他メーカーと比べて非常に独特で個性的な仕様やデザインをしているものが多いことから、SUZUKIのバイクを好んで乗る人を「鈴菌(すずきん)」などといって揶揄していたりします。

そんなSUZUKIのバイクの代表格とも言えるのがまさにこの「GSX1100S KATANA」で、それまでの日本のバイクメーカーの常識を覆すユニークな仕様でバイクファンの間に大きなブームを巻き起こしました。

まずGSX1100S KATANAという車種の経歴をおさらいしていくと、世界で最初に発表されたのは1980年にケルンで行われた国際モーターショウのことで、その翌年となる1981年から日本で市販が開始されました。

販売期間は1981年~2000年までとなんと20年近くにもおよんでおり、現在では入手が難しくなっていることからなんとなく「幻の名車」というイメージもありますが実際には長期間にわたりバイクファンに愛され続けたロングセラー商品です。

発売当時のGSX1100S KATANAはSUZUKIというメーカーで販売されるバイクとしては最高の仕様を搭載したフラッグシップモデルという位置づけになっており、同時にその時期に販売されていた日本メーカーバイクの中で文句なしのトップ性能となっていました。

海外で行われた走行テストでは最高時速237km/hという恐るべきスピードを記録したということが公表されており、このGSX1100S KATANAが発売されたことによりその後日本国内でのSS(当時の呼び方は「レーサーレプリカ」)ブームをけん引する存在となりました。

現在アラフィフを迎える往年のライダーにとっては、まさに青春真っ只中に大流行したバイクということになりますので、そうした懐かしさもあって現在も高い人気のある車種となっています。

販売終了後も中古市場では大人気の車種

KATANAというシリーズは既に販売が終了しており、SUZUKIでは後継機として隼などの新たなファミリーが開発されています。
しかし現在も「GSX1100S KATANA」という名前は強烈なインパクトがあり、バイクの中古車としてかなり高額で取引されています。

なぜそんなにも人気があるかというと、その大きな理由の一つにドイツで行われたデザインとスタイリングがあります。
1980年代の発売当初の時期から、その斬新なデザインはかなり有名で現在中古市場で見かけても全く色褪せることのない魅力を感じます。

もっとも最初からそのデザインが世界的に受け入れられたというわけではなく、最初はかなり人を選ぶと賛否両論がくっきりと分かれていたといいます。

独特のデザインとしては、低めに設置されたセパレートハンドルやコンビネーション式のアナログ式のメーターディスプレイ、また大きな丸みを帯びて作られた燃料タンクといったところがあります。

時代を超えて評価をされるGSX1100S KATANAは、バイク好きなら一度は乗ってみてもらいたい名車です。

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